投稿日:2018/08/17
ロコモティブシンドロームとは
ロコモティブシンドロームは、「運動器症候群」とも言われ、「運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態」です。進行すると介護が必要になるリスクが高くなります。2007年に、日本整形外科学会が提唱した概念です。
locomotive organsは、「運動器」という意味で、運動器とは、筋肉、骨、関節、軟骨、椎間板といった、身体の中で運動に関わる器官のことをいいます。
ロコモティブシンドロームは、これら運動器に何らかの障害が起こり、「立つ」「歩く」などの移動機能が低下した状態のことをいいます。
ロコチェック
7つの項目からなる簡単な「ロコチェック」というものがあります。下の7つの項目はすべて、骨や関節、筋肉などの運動器が衰えているサインです。1つでも当てはまればロコモの心配があります。
- 片脚立ちで靴下がはけない
- 家の中でつまずいたりすべったりする
- 階段を上がるのに手すりが必要である
- 家のやや重い仕事が困難である
- 2kg程度(1リットルの牛乳パック2個程度)の買い物をして持ち帰るのが困難である
- 15分くらい続けて歩くことができない
- 横断歩道を青信号で渡りきれない
※上記は、簡単なチェックリストで、さらに詳しいチェックリストや運動テストなどもあります。
ロコモ対策(ロコトレ)
日本整形外科学会では、「ロコトレ」として、下の基本的な2つの運動を毎日やることを推奨しています。
1.片脚立ち
左右1分間ずつ 1日3セット
・転ばないように、つかまるものがある場所で、片足を少し上げて、その状態をキープします。
・姿勢はまっすぐ(背中や首も、まっすぐ)
・バランスを崩しやすい場合は、テーブルなどに指先や手をついて
・連続で1分間できない場合は、分割(10秒×6回など)してもOK
2.スクワット
ゆっくりと5~6回 1日3セット
・肩幅より少し広めに足を開いて立ち、「膝を曲げて、伸ばす」をゆっくりと行います。
・膝がつま先よりも前に出ないように、おしりを後ろに沈めるような意識で。
・両手を前に出しておくと、バランスがとりやすく、正しいフォームを意識しやすい
クワットの代わりに、「イスからの立ち上がり運動」でもかまいません。
安定したイスとテーブルで、テーブルに軽く両手をつき、「イスから立って、座る」を繰り返します。
これらの運動が一人で安全にできない場合は、専門家(理学療法士など)に相談してください。
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