投稿日:2015/07/09
前回に引き続き、理学療法士の先生に杖の正しい使い方を伺いました。
杖を使ってみようかな~と思われる方でも、必ずしも皆さん医師やリハビリの先生のアドバイスをもらいに行きにくかったりして、結果迷いながら杖を購入してしまうこともあるかと思います。
そんな方に理学療法士の先生からホームページ上でアドバイスをいただきました。
是非みなさん杖の正しい使い方・購入のヒントにして下さい。
それでは、先生よろしくお願いします。
~今日のテーマは、適切な杖の持ち方です。~
杖の高さの合わせ方は、いくつか基準があり
ますが、どの基準で合わせても、杖を持ったときに、肘が少し曲がった状態になります。
上の写真はつま先から前方15cm、側方15cmくらいの位置に杖をついたところです。
肘がまっすぐの状態から30°くらい曲がっています。
これが適切な杖の持ち方です。
では、なぜ、30°くらい肘が曲がっていた方がよいのでしょう?
それは、上腕三頭筋という筋肉が働きやすくなるからです。
上の写真の丸で囲んだところにある筋肉が上腕三頭筋です。
力こぶ(上腕二頭筋)の反対側ですね。
これは、肘を伸ばす働きをする筋肉です。
杖をついたときに、この筋肉がしっかりと働くことによって、身体を安定して支えることができるのです。
この筋肉が十分に力を発揮するためには、肘は、曲がり過ぎてもいけないし、伸びきってもいけないので、30°くらい曲がった角度がちょうどよいのです。
杖をつくときには、この上腕三頭筋の働きを少し意識してみましょう。
正しく杖を持って、良い姿勢で歩きましょうね!
- 株式会社マルトク ヘルス事業部
- 06-6976-9847 受付:10時~17時
- 06-6976-9847
受付:10時~17時 - 大阪府大阪市東成区東今里2-16-18