投稿日:2014/12/22
今年も最後のブログとなりました。
年末ということもあって、御家族に杖のプレゼントをお考えの方から御相談をお受けする機会も増えてきました。
確かに、それまで杖に抵抗感を持っていた方も御家族から杖をプレゼントされると、「すんなり使いはじめた」という事を聞きます。
皆さまからのおハガキでも同じようなお声をたくさん頂戴しているので、杖のプレゼントは良いきっかけだと思います。
(お怪我や御病気でやむなく利用されるのではなくほとんどが転ばぬ先の杖として御家族が贈られるものだからです)
そこで、杖をプレゼントする時のPOINTをお話ししたいと思います。
色や柄については、御高齢の方で杖に抵抗感のある方が御自身で選ぶとなれば、必ず地味な色合を選ばれることでしょう。(あまり杖を持っていることが目立たない色がいいとおっしゃいます)
でも、御高齢になればなるほど比較的地味な色の服装になり、そこに杖が同化してしまい余計にお年寄りっぽくなってしまう可能性があります。
プレゼントする方は、ちょっぴり冒険したお色を選ばれてはいかがですか?
例えば男性ならばブラックやブラウンを贈りたいところですが、グリーンやブルーにしてみるとか・・・年齢の高い女性でもマルトク「らふらふ」のワインレッドならば深い落ち着いた赤なのでスッキリ素敵にお持ちいただけますよ。
周りの方が注意して下さるというメリットもあります。
一番注意していただきたい点は、お体の状態で杖を選んでいただくということです。
御自身が使われるものではないので、少し判りづらいかもしれませんが、ここが一番肝心です。
SG協会の通達の【御注意】にもあるくらい、利用者様のお体の状態は重要なポイントなんです。
(以下掲載)
弊社の製造・販売している杖は棒状杖と言われるもので、「歩行補助」が目的です。
残念ですが、杖なしでは歩行できない方や体重の一部を杖でささえないと歩行できない方には適した杖ではない、と言うことです。(別のタイプの杖が有ります)
杖をプレゼントしようとする人の状態が、これに当てはまるか否かの判断が難しいですが、安全の為必ず購入の基準として下さい。
サプライズのプレゼントにはなりませんが、一緒に杖の販売店へ行かれ、販売員の方に適した杖を選んでいただいたり、あるいは実際に杖を使われている所をご覧になり、歩行補助として使われているか、体重をかけた使い方をしていないか、杖を斜めにして使用していないか、などを判断していただくと良いかもしれません。
今年も一年、杖にまつわるお話にお付き合いいただきありがとうございました。
来年も健康と歩行と杖についてお話できればと思います。
少し早いですが良いお年をお迎えください。
マルトク スタッフ一同
【御注意】
「棒状杖は、つえ無しで自立歩行できる人がより安定して歩行できるよう補助的に使用するものです。
また、購入時はそうではなくても、次のような状態になった場合の使用も停止すべきです。
①つえなしでは歩行できないものの使用(手すりに伝わらなければ歩行できない者の使用が含まれます。)
②リハビリ中などのように、体重の一部を支えないと歩行できない者。
ただし、医師などの指導のもとでの使用は含みません。
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- 06-6976-9847 受付:10時~17時
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