投稿日:2018/01/23
関節リウマチとは
関節リウマチは、その名の通り関節の病気です。身体の複数の関節に炎症性の変化が生じ、それが慢性化し徐々に進行していきます。
自己免疫疾患といって、本来、自分の身体を守るために外部からの細菌やウイルスを攻撃するはずの免疫が、自分自身の細胞や組織を攻撃してしまいます。根本的な治療法は確立されていません。
日本では、人口の0.4~0.5%、30歳以上の人口の1%がこの病気にかかるといわれています。
発症するピーク年齢は30~50歳代で、男性よりも女性の方が多く発症します。
症状
他にも、発熱、だるさ、疲れやすさ、食欲の低下などの全身症状が出ることもあります。
治療
初期の症状は、関節のこわばり、痛み、腫れなどです。はじめは、手や足の小さい関節、あるいは、肘、膝関節などに症状が出て、しだいに全身の関節に広がっていきます。関節の内側の滑膜(かつまく)という膜に炎症を起こし、次第に軟骨や骨が破壊されていきます。関節破壊が進行してくると、関節が変形したり、関節の動きが制限されて、日常生活にも支障を来すようになります
他にも、発熱、だるさ、疲れやすさ、食欲の低下などの全身症状が出ることもあります。
注意点
関節の痛みは、安静時痛といって、何もしていなくても痛みが生じます。そして、痛みの程度は、日によって、時間帯によって、強くなったり弱くなったり変動します。痛みの程度によって、動作ができたり、できなかったりするのです。ですので、日常生活では、自分のペースで痛みが生じないようにゆっくりと動くこと、介助者は、あまり強引な介助をしないことなどの配慮が必要です。
進行性の病気ですから、将来的に関節破壊が進行していくことは確実です。発症早期から、関節を保護することが重要になります。重いものを持ったり、負荷の強い筋力トレーニングをしたり、固い蛇口をひねるなど関節に負担のかかる動作をすることは、なるべく避けましょう。あまり無理をしないことです。
関節リウマチと杖
発症初期で、手指の関節の変形がなければ、T時杖が使うことができるでしょう。病気により動かない生活が続くと、筋力や体力は一気に低下してしまいます。体調や痛みに気をつけながら、無理のない程度に杖で歩いてみることも大切です。病気が進行してくると、手指の変形で、T時杖を握ることが難しくなるかもしれません。その場合は、プラットフォームクラッチ(リウマチ杖)というものがありますが、一般にはあまり普及しておらず、通常の介護用品のお店には売っていないと思うので、病院などで相談してみてください。
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